世界的歌姫、約20億円の脱税疑惑を「虚偽」と主張「十分な証拠がある」

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 シャキーラ
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 歌手のシャキーラが自身の脱税疑惑を「虚偽」と主張した。スペインで6回に及ぶ計1220万ポンド(約20億円)の脱税で告発され、最高8年の服役刑を下される可能性に直面しているシャキーラだが、全面的に法廷で争う意向だという。

 スペインでは1年に183日以上国内にいる者は納税義務のある居住者とみなされるが、シャキーラは同国にいた期間はそれより短いと主張。「自分の信じることのために私は戦わなくてはいけない。これは虚偽の告発」と覚悟を打ち明けた。

 シャキーラは「まずはじめに、私はあの時期1年に183日も(スペインに)滞在していなかった。世界中で仕事をして忙しかったから」と主張。続けて「借りがあったものはこの訴訟の前に全て払い終わっている。だから私は現在何も借りがない状態」と話した。

 そして、「最後に、私は世界4大会計事務所の一つであるプライスウォーターハウスクーパースからアドバイスを受けている。だから自分のしていることが全くの最初から正しく、透明であることに自信があった」と強気の姿勢を見せた。

 さらに、スペイン政府による今回の訴えを絵空事と断言。エル誌に「この架空の訴えを支える証拠もないのに、いやらしいプレスキャンペーンに頼り人々を脅す。強制的な和解契約をするため、風評被害の恐怖をメディアの中で使う。スペインの税務当局は私のようなセレブリティたちだけでなく、一般の納税者にも不当にそれをしている。彼らの手法なの」と訴えた。続けて「だけど、私は裁判に向けて十分な証拠がある。正義は私に味方することになるわ」と語った。

 コロンビア出身のシャキーラは2011年にスペインのバルセロナに移住。サッカー元スペイン代表ジェラール・ピケとの間に9歳と7歳の子供がいるが、税金を免れるために、スペイン国外で暮らしている振りをしていたと税務調査官らは主張。バルセロナにある行きつけのヘアサロンを訪ねたりソーシャルメディアをチェックするなどして1年以上に渡りシャキーラの活動を調査し、2012、13、14年にそれぞれ242、212、243日、国内にいたと結論づけ、国外での時間は仕事に関する散発的なもののみと主張していた。

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