コン・ユとIU(アイユー)の“約束”が、再び注目を集めている。
2人の大スターが約束を交わしたのは、13年前の事。
当時、兵役中(国防広報支援隊)だったコン・ユが、メインパーソナリティーを務めていたラジオ番組に、IUがゲストとして出演した。
“音楽”をテーマにした、映画作品についてトークをしていた2人は次第に盛り上がり、IUはコン・ユにある提案をする。
以下は、そのトークの一部。
コン・ユ:なぜ韓国では、音楽映画が出てこないのかな?
IU:作っても、大衆が見ないからでしょうか?
コン・ユ:(音楽映画を)好む人もいるだろうし‥そういう映画ファンのために製作すればいいのに‥。
IU:もしかして儲からないからとか(笑)?
コン・ユ:なるほど!『ONCE』のような映画が製作されたら、(IUが)出演してもいいのでは?
IU:いえいえ、私には無理です。
コン・ユ:なんで? 僕が男性主人公(をやる)。僕は『ONCE』のような映画を観て、ギターを習いたくなったし、ギターができるようになれば、俳優としてきっと音楽映画に出演してみたいと思うだろうなって。
IU:コン・ユさんが、もし(音楽映画に出演することになれば)‥私も‥。
コン・ユ:ただ、監督がコン・ユ!
IU:笑笑笑
2人の会話に登場する『ONCE』とは、邦題を『ONCE ダブリンの街角で(2007)』とした、アイルランド映画だ。
本作は、世界各国の映画評論家が選ぶ『死ぬ前に必ず見るべき映画1001選』にチョイスされるほどの名作として知られ、第80回『アカデミー賞授賞式』で、主題歌賞を受賞している。
再び、2人の会話に戻ってみよう。
コン・ユ:なんで笑うの? 僕、昔は勉強ができる子だったよ。
IU:音楽映画を作ったら、ぜひ私を(女優として)使ってください。マストです! もし、別の女優さんをキャスティングしたら、本当に心が傷付くかもしれない‥。
コン・ユ:はい、マスト! 無条件で! ただ、監督がコン・ユということは(忘れないでね)。
IU:わかりました(笑)!
コン・ユ:投資もコン・ユ、完全に低予算映画になる(笑)。
そんな2人の約束から、13年という年月が経った。まだ約束は果たされておらず、2人よりも互いのファンが、その実現を願っているようだ。
特に最近、IUが女優としてさらなる進化を見せているだけに、共演を期待する声が急増。
韓国のネット上では、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(コン・ユ主演)』と『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~(IU主演)』の合成写真を作るファンまで登場している。
果たして、韓国を代表する大物2人の共演は、近い将来見られるだろうか。
13年前の約束のように、コン・ユが製作した“音楽映画”で、IUの美しい歌声が聴ける日を、多くのファンが待ち望んでいる。
(構成:Danmee編集部)