韓ドラ 男性俳優不振の中 1人輝いたイ・ジョンソク「もはや選球眼だけじゃない」

Danmee Danmee
“ハードボイルド”という新たなカテゴリーでも成功を収めたイ・ジョンソク。
“ハードボイルド”という新たなカテゴリーでも成功を収めたイ・ジョンソク。

イ・ジョンソク主演ドラマ『ビッグマウス』が終わりを迎えた。

濡れ衣を着せられ、刑務所に入った主人公のパク・チャンホ(イ・ジョンソク扮)が、家族を守り生き残るため“ビッグマウス”になろうと死闘を繰り広げた本作は、キャラクター、叙事、展開が分かりやすく描かれていたことで、視聴者から共感を得ることに成功。

6.2%の*視聴率でスタートを切った後、徐々に右肩上がりとなり、最終回は13.7%で有終の美を飾った。(視聴率はニールセンコリア=全国基準=調べ)

今年に入ってからの韓国ドラマ界は、女優の活躍が目を見張るほどで、男性主演の作品が少し元気がない印象を持つ。

そんな中で、イ・ジョンソクは一人輝きを放っているようだった。

これまでも彼は、世間から“イ・ジョンソクの出演作に外れなし”と言われていたが、再びこれを証明する形に。

しかしここまでくると、彼の人並外れた作品選びの“選球眼”だけではなく、イ・ジョンソクの演技力や物語においての存在感が、作品を“良作”へと仕上げているのだということを実感させる。

イ・ジョンソクは“青春”や“ロマンス”、“ファンタジー”という肩書きが似合う俳優だった。

一方の『ビッグマウス』は、“ハードボイルド”、“スリル”、“法廷”といったダークなイメージが先行し、彼にとって挑戦であったと予測される。

甘いイ・ジョンソクを待っていたファンは、戸惑いを覚えたかもしれない。

しかし、このタイミングで『ビッグマウス』への出演を決めたのは、30代を迎えて新境地開拓が迫られる年齢に差し掛かったイ・ジョンソクが、“必要”だと感じたジャンルだったのかもしれない。

そして違う一面を見せたことで、新たなファンを獲得すると共に、ユナとの甘いロマンスや、くすりと笑わせて視聴者を和ませる“見慣れた”場面を入れることも忘れなかった。

結果、幅広い演技力を証明する良い方法として『ビッグマウス』は作用したと言えよう。こうして、長い空白期を忘れさせるくらい、韓国ドラマ界に“イ・ジョンソク、ここにあり”と思わせる作品となった。

もはや怖いものなし、無双状態となったイ・ジョンソクが、次に選ぶ作品ジャンルが気になるところ。

それでもどんなジャンルであろうと、イ・ジョンソクの選球眼と演技力があれば、きっとお茶の間を楽しませてくれるに違いない。

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