エリザベス女王の葬儀で、英王室の女性達がジュエリーを通して女王に敬意を示した。19日の葬儀で、カミラ王妃は「ヘッセ・ダイヤモンド・ジュビリー・ブローチ」を黒のコートドレスに合わせ、夫のチャールズ国王に付き添っていた。同ジュエリーは3つのサファイヤが入ったハート形のダイヤモンドブローチで、かつてヴィクトリア女王が在位60周年に孫たちから贈られたものだ。
そしてキャサリン妃は、エリザベス女王の個人コレクションの中からパールのチョーカーとドロップイヤリングをコーディネート、日本製のチョーカーは、4連のパールに丸みの帯びたダイヤモンドの留め金、3連のダイヤモンドが取り付けられたもので、ダイアナ妃が1982年11月にオランダのベアトリクス女王が国賓訪問した際にも身に着けていた。パール・ドロップ・イヤリングは、バゲットカットのダイヤモンドとぶら下がったパールが印象的なアイテムで、かつて女王のロイヤル・コレクションの一部だったものだ。パールは伝統的に喪に服す行事で使用されることが多いものとなっている。
ちなみにメーガン妃は、2018年にエリザべス女王から贈られたパールのイヤリングが耳元に輝いていた。
一方エリザベス女王のひ孫でウィリアム王子とキャサリン妃の長女シャーロット王女は、女王が馬好きだったことにちなんで馬蹄型のブローチを黒のドレスに合わせていた。更にウェセックス伯爵夫妻のエドワード王子とソフィー妃の長女レディ・ルイーズ・ウィンザーも馬がモチーフのペンダントとシルバーのシンプルなネックレスを身に着けていた。
またソフィー妃はプリーツのドレスコートで出席、「スザンナ・ロンドン」のもので、デザイナーのスザンナ・クラブによると、エリザベス女王が愛したスズランの花の刺しゅうが施されており、女王のウェディングブーケをインスピレーションに制作したものだそうだ。