エリザベス女王の国葬、プーチン大統領は招待されず ウクライナ侵攻が理由

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エリザベス女王の4人の子どもたち、エディンバラの大聖堂で礼拝
エリザベス女王の4人の子どもたち、エディンバラの大聖堂で礼拝

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、英国のエリザベス女王の国葬に招待されないことが分かった。ロシアによるウクライナ侵攻が理由で、プーチン大統領と側近たちは全員、バッキンガム宮殿で”ブラックリスト”に載せられている。また、ベラルーシとミャンマーからの代表者も招待を見送られ、イランは大使などが葬儀に参列するのみとなった。

 19日にウェストミンスター寺院で行われる葬儀には、政治家や王族など世界中から約500人の高官が参列する予定で、政府関係者は「この数十年で最大の国際的儀式になる」とメトロ紙に語った。

 葬儀には、オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、カナダのジャスティン・トルドー首相らの出席がすでに明らかになっている。また、日本からは天皇、皇后両陛下が参列されると発表。陛下にとって即位後初の外国訪問となる。皇室とエリザベス女王は昭和天皇、上皇さま、天皇陛下の3代にわたる交流があり、新型コロナウイルスの影響で延期になっていたものの、両陛下が女王から英国訪問の招待を受けられていたことも考慮したという。

 ジョー・バイデン米大統領もジル・バイデン夫人と共に出席する意向を示しており、8日に女王の悲報を受け、「絶え間なく変化する世界の中で、女王は何世代にもわたって英国人の心を安定させる存在であり、慰めと誇りの源であった。女王のおかげで自国の認識が高まった多くの国民がいることでしょう」と追悼の意を表していた。

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