角川歴彦会長の逮捕でKADOKAWAが謝罪声明 東京オリパラの汚職めぐり 詳細はコメントせず

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
逮捕されたKADOKAWAの角川歴彦会長
逮捕されたKADOKAWAの角川歴彦会長

 東京五輪・パラリンピックの汚職事件をめぐり、東京地検特捜部は14日、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者側に約6900万円の賄賂を提供したして、大会スポンサーを務めた出版大手・KADOKAWAの角川歴彦(つぐひこ)会長を贈賄容疑で逮捕した。同社はこの日、公式サイトで経緯を説明し、謝罪した。

 公式サイトでは「当社役員の逮捕について」と題した文書を公開。「株式会社 KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛)の取締役会長 会長執行役員である角川歴彦(かどかわ・つぐひこ)が本日、東京地方検察庁に贈賄の容疑で逮捕されました」と報告した。

 さらに「当社は、本件を厳粛に受け止めており、東京地方検察庁の要請に誠意をもって対応するなど、引き続き、当局の捜査に全面的に協力してまいります」とした上で、「当社グループの読者やユーザー並びに、作家・クリエイターをはじめ、関係するすべての皆様に、多大なご心配とご迷惑をおかけしており、重ねて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 事件の詳細については「なお、本件の内容等に関するコメントにつきましては、捜査中につき差し控えさせていただきます」とするにとどめた。角川容疑者は今月5日、報道陣の取材に対し、賄賂という認識はないと否定していた。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース