ウェストミンスターホールで故エリザベス女王と最期のお別れをするため、ロンドンに200万人ほどが集まると予想されている。8日に即位70周年を数カ月前に祝ったばかりの女王が、スコットランドにあるバルモラル城で息を引き取った。娘のアン王女は13日、ロンドンまで女王の棺に同行。ウェストミンスター宮殿内の同ホールに棺が安置され、国葬までの間、一般市民の弔問を受ける。ロンドン警察は2012年の夏季オリンピックに匹敵する群集の数を見込んでいると報じられている。
ある警察関係者は、ザ・タイムズ紙にこう語っている。「ノッティングヒルのカーニバルのような日が続くでしょう。先着順です。行列を作り、通常の方法で管理します。ロンドンオリンピックみたいな規模のものを数日内で行うような感じです」
政府筋によると、女王に敬意を表することを望む「できるだけ多くの人々」を受け入れるために、王室の私有不動産であるランカスター公領のナディム・ザハウィ公領大臣が、このイベントの監督をするため毎日の会議の議長を務めるという。
女王の国葬は今月19日にウェストミンスター寺院にて行われる。チャールズ皇太子の代理人は、家族は女王の崩御に心を寄せ一致団結し、可能な限り最善な方法で女王陛下を「称える」ことで悲しい時を乗り越えようとしていると説明している。