国際プロレスや全日本プロレス、SWSなどで活躍した元プロレスラーの鶴見五郎さん(本名・田中隆雄)が26日、敗血症などのため死去したことが同日、関係者の話で分かった。73歳だった。
鶴見さんは1971年(昭和46)、東海大を卒業後に国際プロレスでデビュー。日本人ヒール軍団の先駆けとなる独立愚連隊を結成した。81年(昭和56)に崩壊した同団体の最後の大会・北海道羅臼町大会でメインイベントに出場した。
国際プロレス崩壊後は全日本プロレスを戦いの場に選び、ラッシャー木村さんらとの国際血盟軍で暴れ回った。SWSやNOWに参戦。1993年(平成5)には、IWA格闘志塾を設立した。IWA格闘志塾は後に国際プロレスプロモーションに改称。地元の茅ヶ崎青果市場を中心に、興行を行っていた。
自身でジムを経営し、現サイバーファイト社長・高木三四郎などのレスラーを輩出した。2013年8月に現役引退。高木はツイッターで「プロレスラーとして鶴見五郎さんから多くのことを学びました。ご冥福をお祈りいたします」と、師を悼んだ。