米人気ラッパー リハビリ施設で脳卒中を起こしたことを告白 会話と運動に障害抱えても乗り切った

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キッド・カディ
キッド・カディ

 米国出身のラッパー、キッド・カディ(38)がリハビリ施設で脳卒中を起こした過去を明かしている。2016年に、うつと自殺衝動のために治療施設に入った際、わずか2週間で脳卒中を発症。会話と運動に関する障害を抱えていたという。

 当時について「すべてがめちゃくちゃだった」とエスクァイア誌に振り返ったキッド。その後2017年にブロードウェイ演劇『ロビー・ヒーロー』のオーディションを受け、役こそ逃したものの自分はまだパフォーマンスができる状態にあると確認したという。

 「俺はできるんだという証明になった。あの時の俺に必要だったことさ。うれしかった。『俺の脳みそはまだ強靭だ。あんなクソみたいなことに負けてられるか』って」

 施設入りした当時、キッドはSNSにこう綴っていた。「ようやくこの場所に滞在する覚悟ができた。自分のため、家族、親友、娘、君たちみんな、そして自分のファンのためにやらなくてはいけないこと。俺は平静じゃない。ずっとそうじゃなかった。ここに来なければ、俺は自分自身に何かをしでかしていただろう」

 キッドには、元恋人ジャクリーン・ムニャシャとの間に12歳の娘がいる。現在は良好な状態にあるようだ。「今38歳になって自分自身が大好きになった。6年前には言えなかったことさ。今は自信を持って言えるし本気で信じている。それが表れてもいる」

 そして死はやがて訪れるものであると自分に言い聞かせているとして、こう続けた。「たくさんのプレッシャーがあるけど、それが自分を生き長らえさせている。だから俺はそれを受け止める。ストレスは感じない。考えてしまうけど、『そうじゃない、スコット。お前はここにいなければならない。(いつか)老いがお前を連れ去るから』って」

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