女優のアン・ヘッシュさん(享年53)の回顧録が、750万ドル(約10万円)程度で売りに出されている。交通事故で重体となった9日後の14日に死去。2001年に出版された回顧録「コール・ミー・クレイジー」が、本人の他界を受けてコレクターやファンの間で高額で取引されているという。
「エンターテイメント・トゥナイト」は、約21年前に26ドル(約3500円)で発売された。今では「コレクタブル」として736ドル(約9万9000円)から949ドル(約12万7000円)で販売されているという。
アマゾンでの販売者は、その本が「サイン入り」であることから高値がついていると説明しているが、同書は他のサイトでも高額の値がついている状況だ。
回顧録の中でアンさんは、スポットライトを浴びる生活がメンタルヘルスに与えた影響や、幼少期の虐待によるトラウマ、当時話題となっていたエレン・デジェネレスとの交際などについて綴っている。
また、没後に配信されたポッドキャスト番組「ビハインド・ザ・ヴェルヴェット・ロープ」のインタビューでアンさんは、過去のトラウマや虐待を克服してきた自らの旅路、同様の問題を抱えた人へのアドバイスを綴った新書「コール・ミー・セイン」を出版したいと語っていた。