J・K・ローリング、ツイッター上の「脅迫」で警察が捜査に乗り出す ラシュディ氏襲撃を非難で

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J・K・ローリング
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 英作家J・K・ローリング(57)が、オンライン上で暴行を示唆した脅迫を受け取ったことから、警察が捜査に乗り出していることが分かった。「ハリー・ポッター」シリーズの作者として知られるローリングは、作家サルマン・ラシュディが、ニューヨーク州の講演会中ステージ上で襲撃されたことを受け、容態を気遣うメッセージをツイッターに投稿したところ、あるユーザーから脅迫的なメッセージを受け取った。

 ローリングが「恐ろしいニュース。今とてもショックを受けています。彼が大丈夫でありますように」と投稿したところ、あるユーザーから「心配なく、次はあなただ」という返答があった。

 1300万人のフォロワーがいるローリングは、そのメッセージのスクリーンショットをシェアした。「ツイッターサポート、サポートしてもらえる可能性はありますか?」「サポートのメッセージを送ってくれた皆さんへ。ありがとう(ハートの絵文字)警察が関与しています(彼らはすでにほかの脅迫で関与していました)」と綴っていた。

 またローリングは、ツイッターが個人や団体に対する暴力や、暴力への賛美、テロリズムなどに関する投稿を禁止しているものの、そのガイドラインに反する投稿の取り締まりを十分に行っていないのではと疑問を呈してもいる。

 スコットランド警察は、同件に関して捜査を行っていることを明らかにしている一方、映画「ハリー・ポッター」シリーズを製作したワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は声明を発表。「自らの創造性や意見を勇敢に表現する作家、ストーリーテラー、クリエイターと結束する」とした上で、ラシュディやその家族にお見舞いの言葉を述べたほか、「意見や信条、考え方が違った時における脅迫や暴力、威嚇を強く非難する」とした。

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