お笑いコンビ・マヂカルラブリーが5日、都内で松井証券のユーチューブ動画「資産運用!学べるラブリー」の公開収録に臨み、投資トラブルの渦中にあるTKO木本武宏を連想させる発言で、現場をざわつかせた。
20年7月から続くシリーズ。今年4月から高校で金融教育が始まったことを受け、今回は高校生向けの特別収録。その説明を受けた村上は、思わせぶりに「ちゃんと知っとかないとね。変なことに巻き込まれたりしますもんね」と周囲に呼び掛けるように発言。木本の名前こそ挙げずとも、モデルで現役高校生の星乃夢奈、フリーアナウンサーの佐田志歩ら共演者が盛り上がり、「一般論の話ですよ」と断った。個人投資家のテスタ氏が「芸人さんに限った話じゃないですよね」と呼応し、さらに笑いが発生。相方の野田クリスタルは「何か知っているのか?」とツッコミつつ「今日はシビアなんだ。(公開収録で)いろんな人がいるから」と、場を収めた。
高校生向けの動画で株式の仕組み、投資信託の運用、長期・分散・積立のリスク回避などを学んだ収録後のフリートークでは、野田が高校時代に行った郵便局でのバイトを回想。既に吉本芸人として活動中で「お笑いをやるだけで毎月4万円かかって、それを稼ぐために働いていました。お笑いへの投資でしたね」と振り返った。週6日勤務し、月3万円のノルマを自らに課し100万円の貯金を達成したという。お金の使い道を問われ「あればあるほどお笑いにつぎ込みたい。とんでもない3Dゲームを作りたいですね」と、7月28日に発売された「スーパー野田ゲーWORLD」に続く自身プロデュースの新作を思い描いた。
新婚の村上は「彼女だと別れたら無駄になったと思うが、奥さんだと基本的に別れないので買い物に納得感があります。老後のため、資産運用を本気で考えることもあります」と幸せオーラを漂わせた。将来の理想像を「45歳でファイアー、芸人を引退するような気持ちになれれば。やりたい仕事を悠々自適にできるようになりたい」と語っていた。