妊娠中の猫との生活で、産後うつのリスクが上がるという。新たな研究で、お腹に赤ちゃんがいる中で猫と暮らすことがメンタルヘルスのほか、様々な健康のリスクをもたらすことが判明した。
妊娠中にネコの飼うことにより、流産、乳児の異常や脳障害に繋がる可能性もある感染症であるトキソプラズマ症のリスクも上昇するという。
一方、犬との生活では健康上のリスクを抑え、出産に関する不安や心理的ストレスを軽減しやすくなることがわかったそうだ。
今回、富山大学の松村健太講師のチームによる研究で、ペットの種類における母親のメンタルヘルスへの影響を、周産期及び出産後それぞれで調査。猫の飼い主は心の病やトキソプラズマ症に罹る危険性が高くなる結果となった。
ペットの飼い主とそのメンタルヘルスについての研究は過去にもあるものの、メンタルヘルスの問題に罹りやすいとされる妊娠期の女性とペットに関する研究の前例はほとんどなかった。