「エルヴィスは人種差別主義者ではない」元妻が一部の声を全否定「今はとても恐ろしい時代。とても怖い」

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エルヴィス・プレスリーとプリシラ・プレスリー
エルヴィス・プレスリーとプリシラ・プレスリー

 プリシラ・プレスリー(77)が、元夫の故エルヴィス・プレスリーさんは「人種差別主義者ではない」と主張している。実業家のプリシラは、1973年に離婚するまで6年間、エルヴィスと結婚生活を送っており、エルヴィスが何らかの偏見を持っていたという考えを全否定し、亡き夫を擁護した。

 19日にトーク番組『ピアーズ・モーガン・アンセンサード』に出演したプリシラは、こう話した。「彼は人種差別主義者ではない。決して人種差別主義者であったことはないわ」「エルヴィスには、黒人の友人、あらゆる国の友人がいたのよ。彼らの音楽を愛していた。彼らのスタイルが好きだった」「彼は黒人ミュージシャンと一緒にいるのが好きだったの。ファッツ・ドミノがラスベガスにいたとき、ラウンジで演奏していたんだけど、いつも一緒に遊びに出かけたわ」「サミー・デイヴィス・ジュニアも同じで、いつも楽屋に入って行った。 彼は、黒人の方々と一緒にいるのがすごく好きだったし、誰とでも一緒にいるのが大好きだった」

 そんなプリシラは、現況について「今はとても恐ろしい時代ね。まるで、みんなが何かを探して、どうにかして処分できないかと考えているような感じよ。だから今がとても怖いわ」と語ってもいた。

 アフリカ系アメリカ人の音楽から受けた影響により、エルヴィスは一部で人種差別者との風評被害を受けていた。実際には常に黒人ミュージシャンへの賞賛を口にし、当時の南部の州で見られた人種隔離や人種的偏見に反発していたという。

 エルヴィスより10歳年下で、14歳の時にドイツでエルヴィスと出会ったプリシラは、エルヴィスと一緒にいることで自身もメディアから注目されることになると自覚してしたそうで、以前、「(結婚の)当初はとても難しかったけど、若い時分から見ていたから、自分がどうなるかは分かっていたわ」と明かしていた。

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