脚本家、映画監督のデヴィッド・コープ(59)は、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』に宇宙人を登場させたのは間違いだったと考えているという。ハリソン・フォードがほぼ20年ぶりにタイトルロールを演じた同2008年作の脚本を執筆したコープは、宇宙人を入れないよう監督のスティーブン・スピルバーグと同シリーズのクリエイター、ジョージ・ルーカスを説得しようとしたことを明かしている。
ポッドキャスト番組『スクリプト・アパート』に出演したコープは、こう説明している。「(『クリスタル・スカルの王国』に宇宙人のような生物を登場させるという)そのアイディアに決して満足していませんでした。私が加わった時に、別のアイディアがあると(スピルバーグとルーカスを)説得しようとしたんです。でも彼らはそれを変えたくなかった」
また同映画への反応が微妙だった原因は、宇宙人だったとして、「私のアイデアの方が良かったと言っているわけではありません。でも、あの映画が直面した抵抗の多くは、馬鹿げていたとか人々が気に入らなかった小さな物事以外では、大部分は『宇宙人は「インディ・ジョーンズ」映画に出てくるべきではないと感じる』というものでした。それは理解できます。今思えば、それが恐らく正しいのでしょう」と続けた。
そんなコープは、来年公開予定の同シリーズ最新作となる第5弾の脚本には携わっておらず、スピルバーグからメガホンを引き継いだジェームズ・マンゴールドが自らのストーリーを作る機会だと考えているという。