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ワニが「難聴治療」のカギを握る 耳の中にある毛の再生能力がヒントに

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写真はイメージです(slowmotiongli/stock.adobe.com)
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 ワニが難聴の治療のカギを握っているという。70年以上生きることも珍しくないワニは、聴覚を失わないことでも知られており、人間が持っていない、耳の中の小さな毛の再生能力がその理由だそうだ。

 スウェーデンの研究チームが、難聴に悩む世界中の10億以上の人々を助けるため、陸と水中両方で高い聴力を誇るワニの研究を重ねている。

 ウプサラ大学実験聴能学のヘルゲ・ラスク=アンデルセン教授はこう話す。「新しい毛細胞が、いわゆる支持細胞の活性化により形成されているようです。脳からの刺激を運ぶ神経、遠心神経が再び成長を促すと我々は仮定しました」「ワニが自身の毛細胞をどのように再生しているのかを学び、ゆくゆくは将来それを人間に利用できるようになることを願っています」

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