宇宙人から人類へのメッセージが、無意味なものに変化してしまう可能性があるという。地球外生命体が存在する場合、光の粒子でできた量子情報を送る能力を持っているものの、地球へ向かう宇宙空間の中で、そのコミュニケーションは理解不能なものになる可能性があることがわかった。
英エジンバラ大学のアルジュン・べレラ教授は、「知的生命体。それが存在するなら、量子の通信手段を持っている可能性がありますね。天体からの量子情報、さらには地球圏外の文明からの知的情報の検出は原理的には可能です」と説明する。
ただ、そのメッセージは余りにも脆いそうで、「量子は非常にデリケートであらゆる外部相互作用によって、その状態は壊れてしまいます」と続けた。