山口敬之氏、安倍元首相死去をフライング公表 批判に「独自ルート使った」「ジャーナリズムの基本」と反発

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
 安倍晋三氏
 安倍晋三氏

 ジャーナリストの山口敬之氏が8日、自身の公式フェイスブックで、この日の街頭演説中に銃撃され死去した自民党の安倍晋三元首相の訃報を〝フライング〟で公表した。

 安倍元首相は午後11時30分ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で街頭演説中、銃撃を受け救急搬送されたが、死去した。山口氏はこの日の午後3時36分、フェイスブックに【安倍さんがお亡くなりになった】と題した文書を投稿。「信頼できる情報筋から、救命措置の甲斐なく安倍晋三元首相がお亡くなりになったとの情報が入りました。悔しく、残念です」と明らかにした。

 だが、搬送先の奈良県立医科大学病院の吉川公彦院長らが会見を行い、死亡時刻は午後5時3分だったと発表。そして死去のニュースが報じられたのは、午後5時45分過ぎだった。山口氏の投稿には、多くの批判の声が寄せられた。

 この流れを受け、山口氏は再びフェイスブックを更新し、【安倍さんの訃報について】との文章を投稿。「私は今日午後、安倍さんの近親者から『現場の病院から『蘇生は不可能』と連絡を受けた』との一報を受けました。そして20分後同じ人物から、延命措置(輸血)を止め次第死亡の発表をするとの情報が入りました」「その後立て続けに、他の複数の情報筋からも『延命措置(輸血)を止め次第死亡の発表をする』『死亡確認のため家族が奈良に向かっている』との情報が入りました」「私は独自のルートを使って、ご家族にこの事実が確実に伝わっている事を確認して、さらに安倍さんの他の近親者や関係各位にも確認をした上で、皆さんに報告しました」と、公表の正当性を訴えた。

 さらに「ご家族に情報が伝わり、昭恵さんが奈良に向かった事を確認した後も、さらに十分な時間をとって各方面に二重三重の確認を取った上で公開したのであって、ご家族への配慮や情報リテラシーの面でも問題があったとは思いません」とし、「今回の書き込みについては、悩み抜いた末『確認された情報は出来るだけ早く報道する』というジャーナリズムの基本に立ち返って最終的に判断しました」と〝記者魂〟を強調した。

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