手牌全てが危険牌!?「穴馬」「愛人」など怖くて切れないワードが麻雀牌に ネット上で話題

松田 和城 松田 和城

 

 「穴馬」や「愛人」など怖くて切れないワードが、麻雀牌(まーじゃんぱい)になった。グッズの企画・製造・販売を行うブシロードクリエイティブはカプセルトイ「切れない危険牌」(税込300円)を6月から発売している。

 「麻雀牌」と「切れないもの」を組み合わせたユニークなカプセルトイ。企画したコンテンツスタジオ・CHOCOLATE Inc.のフロクロ氏は「麻雀は『手放したいけど、これを手放したら(切ったら)相手にアガられてしまう……!』という局面が多く、そのような緊張感に引っ掛けて、切ったら大変なことになりそうな牌を集めました」と説明。普段からよく雀荘(じゃんそう)に行くほどの麻雀好きだそうで「字牌にいろんな文字が書いてあったら面白いのでは?と思い至ったのがきっかけです」と明かした。

 牌は「主電源」「大見得」「玉ねぎ」「堪忍袋」「長電話」「命綱」「愛人」「身銭」「穴馬」「単位」「腹」「首」「指」「縁」の全14種。「切ったらヤバいけど持っておきたいもの」をテーマに企画を進めたが、「○○を切る」と表現のできるものが思うように見つからず、麻雀の手牌の数である14種類を集めきるのに苦労した。フロクロ氏は「考え始めてすぐにひらめいた『主電源』や『堪忍袋』はお気に入りです」と語った。

 商品は昨年10月に発売した「切りたい麻雀牌」と対をなす企画として考案された。「泣いて馬謖を斬る」という言葉にある「馬謖」の牌が人気で、当てるためにガチャを回す人が続出したという。「ニッチなチョイスが受けたのかな、と思い、今作では私が競馬好きなのもあって『穴馬』という牌を用意してみました。切りたいけどなかなか切れない…という、競馬好きの方には共感できる牌になったと思います」と自信を見せた。

 発売時からツイッターで購入者のツイートが拡散されるなど話題になっている。フクロウ氏は「リアルな麻雀牌の質感を楽しんでほしいので麻雀好きの方にはぜひ回してみてほしいですが、シンプルに麻雀牌のデザインがかわいいので麻雀になじみのない方にもおすすめです」とアピールした。

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