タレント・永野が29日放送のTBS「水曜日のダウンタウン」で行われた企画「陰口引き出し王決定戦」に参戦。宴席で後輩芸人たちに理不尽な説教をしてから席を外し、後輩からの悪口を誘うレースで、仕掛け人となったカンニング竹山、インパルス・堤下敦、2丁拳銃・ 小堀裕之も、それぞれ後輩からの大概な悪口を浴びたが、永野はシャレにならない展開となった。
永野は、R-1優勝のお見送り芸人しんいち、トミドコロ、わらふぢなるお・ふぢわらの3人をターゲットに芯を食った本気モードの説教を行ったうえ、「おもしろくない」「気持ち悪い」などと酷評し、1時間オーバーの仕込みを入れた。
最後は自分の3000円だけ払って退席すると、とりわけ、しんいちに火がついてしまい、しばらくうつむいていた後に口を開くと「しんどい」「カリスマや思てました?」「尊敬するフリはしてた」「あの人、足引っ張る」「自分だけ売れたい」「マジ距離とった方がいい」「もともと無理、今日でマジ無理」「人間的に好きになれなかった」「マジで老害」と爆発し、以降も止まらなくなった。
永野は別室で、最初は鬼のような形相でモニターを見ていたが、ボロクソに言われ始めると、「えっ」と声をあげ、「もうこれきついんですけど」と頭を抱え「これ、嫌~~な企画だな」と後悔し始めた。
そして恐怖のネタばらしが行われ、永野も後輩たちも顔色を失い、永野が「いや…破綻しましたね…もう関係は」と絞り出すように漏らした。
とりあえず優勝は永野。
スタジオは騒然となり、松本人志が「これはすごかったなあ」とうなり、「まあ仕掛け人やから、罵詈雑言いって帰るわけやから、みんなも普段よりかかっちゃうってことですよ…なんで俺が必死でフォローしてんのか分からんけど」と笑わせた。
プレゼンターのマヂカルラブリー・野田クリスタルが「もう第2弾やめましょう」と言うと、松本が「もう第1弾をやめなかん」と突っ込み。「俺もう、後輩と飲むとき、ずっと敬語や」とボヤいた。