米国のモデル、アシュリー・グラハム(34)が、双子を出産した際の辛さについて語った。夫ジャスティン・アーヴィンとの間に2歳の息子アイザック君と4カ月になる双子の息子ローマン君とマラカイ君という3人の息子がいるアシュリーは、2回目の出産では失神を経験したという。
グラマー誌に寄稿されたアシュリーのエッセイにはこう綴られている。「双子を産んだ夜に私は多量の出血をした。(子供が生まれた後)私は助産師を見つめて、『気分が良くない、横にならなきゃいけない』って伝えてから失神したの」「私が覚えているのは自分の頬に軽いタッチを感じたことだけ。その後わかったのは、誰かが私の頬を引っ叩き、手を握る人もいれば、夫のジャスティンは私の耳元で祈りを捧げ、誰かが私の腕に注射をしたりしていたってこと。私は暗闇と何か星らしきものを見ていたのを覚えている」
さらに「ようやく意識が戻り、周りやそこにいる皆を見渡した。誰もが私に、『大丈夫、大丈夫、大丈夫』と言い続けた。何リットルもの血を失ったことは伝えたくなかったみたい。助産師の一人が私をひっくり返し、膣の骨の上を指で押して、出血を止めようとしていたこと、腕の血管が虚脱状態で、ピトシンの注射ができず、手からそれをしたこともね」「そういった細かいことは皆その時は言いたがらず、部屋を見渡すと、至る所に血があって、私は深く心の底から叫んだ。たった今経験したばかりの混沌からの感情を吐き出したの」
そして、眼が覚めた時は身動きも取れず、回復まで何週間もかかったという。「助産師らはベッドから立って歩くことができるかと聞いてきたけど、体を起こして座ることも這うことさえもできなかった。だから彼らがツインサイズのベッドシートを用意して、私をその中に丸めて、ホールからゲストルームへと滑らせ運んでくれた。そこにはめったに使っていなかったトランドルベッドがあるから。双子が無事だったことに感謝するわ。そのベッドに丸4日間、横になり続けて、1週間は歩くこともできなかった。家から出るのに2カ月近くかかった」と続いている。
そんな経験に医療チームが心配してくれたものの、アシュリーは未だ生きていることに感謝しかないという。「助産師が私を毎日チェックしてくれて、こんな過酷な経験が何かのトリガーになると思ったみたい。けど私は、『あなたたち全員が私を救った。神が私を救った。本当の奇跡』って話した」「夫と3人の息子といる喜びに満ちた時間だった。新しい暮らしのリズム、学びと笑い、受け入れと回復のね」