ザ・フーが死傷事故以来43年ぶりのシンシナティ公演 VIP席で遺族が見守る中、死者11人をスクリーンに

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ザ・フー
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 英国のロックバンド、ザ・フーが、米オハイオ州シンシナティで死傷者を出した1979年の事故以来初のライブを行った。リバーフロント・コロシアムのステージに観客が押し寄せたことで11人の死者と多数の負傷者を出した事故から40年以上の時を経て、15日に北米ツアーの一環として同市のTQLスタジアムで公演を敢行した。

 ピート・タウンゼントは観客にこう話した。「なんて言おうかずっと考えてた。何を言えば良いか、何を言うべきでないか」「でも今夜君たちが来てくれて、このイベントを応援してくれているという事実ほど意味を持つような言葉はないよ」

 ザ・シンシナティ・エンクワイアラー紙によると、同バンドは最前列のVIPチケットを提供された遺族のうち9家族が見守る中、11人の死者の写真と名前をスクリーンに映し出し追悼したという。また、コンサート終盤では被害者のうち3人が通っていたフィネイタウン高校の生徒たちと共に『ババ・オライリィ』のパフォーマンスを披露した。

 同公演でのチケットからの全収益は、地元の慈善団体に寄付されることになっている。

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