俳優でコメディアンのケヴィン・ハート(42)が、マルチプラットフォーム企業「ハートビート」をローンチした。コメディアンのケヴィンは、1億ドル(約128億円)を投資して、自身のコメディ・ビデオネットワーク「ラフ・アウト・ラウド」と製作会社ハートビート・プロダクションズを合併したかたちだ。
同社の会長を務めることになったケヴィンは、「ハートビートの創設とアブリーとの資本提携は、コメディの新時代を象徴するものです。これはすべて、世界と一緒に笑い続けるというミッションから始まりました。僕たちのチームが、最も革新的で包括的なコメディの語り手という会社を築くために努力を尽くし、それが実現したことをとても誇りに思います」と語っている。
またケヴィンは、こう声明を出している。「この業界はノーと言ってドアを閉めるのが好きですが、僕は、自分たちで道を切り開き、その成功で他の人たちのためにドアを開けようという強気な姿勢で挑んできました。今回の合併と資金調達により、エンターテインメントで築いた新しい青写真を次のレベルに引き上げ、新世代のお笑いタレントのための機会を創出することになります。より多くのコメディアン、体験、ユーモアとハートのある物語を世界に届けることが待ち遠しいです」
2017年にストリーミング・サービスとして開始した「ラフ・アウト・ラウド」は、コメディ「ダイ・ハート」やエクササイズシリーズ「ホワット・ザ・フィット」などの番組を制作、合併後も同社のリーダーシップチームは引き続き雇用され、「需要の高いコンテンツの創造」に取り組んでいくという。
CEOのタイ・ランドルフ氏は、「ハートビートは、コメディやそれ以外の分野でも、最も文化的に関連性の高いIPと経験を創造し、市場に出て、配信するというエンドツーエンドのエンターテインメント企業を構築しています。今回の合併と増資は、コメディと文化の交差点において、より需要の高いコンテンツと体験を創作し、お笑いエンターテインメントの未来にさらなるスケールアップと投資を促進してくれるでしょう」とコメントしている。