米実業家のイーロン・マスク氏(50)が、コカ・コーラを買収して、コカインを配合したいとのジョークを飛ばした。ソーシャルメディア大手ツイッターを440億ドル(約5.6兆円)の巨額で買収。「次に買収したい会社」に関する“ジョーク”でさらなる論争を呼ぶことになりそうだ。
「言論の自由」の場にすることを目的にツイッターを買収したとして物議をかもしているテスラとスペースXのCEOであるマスク氏は、19世紀の発売当時はコカインとカフェインが入っていたコカ・コーラに、再びその違法ドラッグを入れたいとして「次は、コカインを再び配合するためにコカ・コーラを買収する」とツイッターに綴っている。
世界一の富豪とランク付けされている同氏は、ツイッター買収に関し、「言論の自由は、機能する民主主義の基盤であり、ツイッターは人類の未来に必要不可欠な議論が行われるデジタルの街の広場だ」「私はまた、新機能による製品の強化、アルゴリズムをオープンソースにすることによる信頼性の向上、スパムボットの撃退、全ての人間を認証することでツイッターをより良いものにしていきたい。ツイッターはとてつもなく大きい可能性を秘めている。会社やユーザー・コミュニティと共にそれを解き放つことを楽しみにしている」と声明を出していた。
今回の買収を警戒する声も上がっており、『グッド・プレイス』のジャミーラ・ジャミルは「完全なる無法の嫌悪、偏見、女性嫌悪」の場となることを恐れているとした一方でケイト・ブランシェットはバラエティ誌に「とても危険」とコメントしている。