俳優のアレック・ボールドウィン(64)が、映画『ラスト』の撮影現場で、撮影監督ハリナ・ハッチンスさんの命を奪った拳銃を扱う姿が収められた画像が公開された。
サンタフェ郡保安官事務所が、アレックが持っていた拳銃による昨年10月の誤射死亡事故の捜査に関わる全てのファイルを公開したかたちだ。
エイダン・メンドーザ保安官によると、刑事らが集めた映像や報告書、目撃者の聞き取りや、ビデオ画像や写真など捜査に関連した全ての資料が含まれているという。
その中には、事故のあった昨年10月21日にアレックがその拳銃をジャケットのポケットから引き抜きカメラに向ける無音画像や、誤射事故の後ハッチンスさんとジョエル・ソウザ監督が救急隊員の手当を受けている一方でアレックが2人の状態を尋ねているものがある。
また別の画像では、大丈夫かどうか質問されたアレックが「いや、そうじゃない」と答える姿が収められている。
現在も捜査が続けられており、資料が揃い捜査が完了した後、再考察のためサンタフェ地区検事長に送られるという。
一方で今月20日、ニューメキシコ州環境省の職業安全衛生局は、銃器の安全手順に違反があったとして『ラスト』の責任者に「最高額の罰金」である13万6793ドル(約1750万円)の罰金を言い渡している。