タレントでチョークアーティストの松下萌子が、8日に横浜市の画廊「RA art Gallery」で、チョークアートの個展「春ヲ、刻む」の初日を迎えた(17日まで)。
約3年ぶりとなる完全描き下ろし作品の個展で、「春」をテーマに花や金魚、チョウチョを描いたチョークアート23点を展示している。松下は「日本って昔から『春=女性っていう表し方するじゃないですか。そういうメッセージも入れようと、作品には全部『咲良』『陽菜』といった女の子の名前を付けています」と説明。「今回の作品は全て今年に入ってから描きました。目標がないと頑張れないタイプなので、夏休みの宿題みたいに一気に仕上げました」と笑った。
昨年には英国・ロンドンでの個展も予定していたが、新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響で頓挫したまま。「まだ作品が、イギリスに行ったまま倉庫で止まってるんです」と苦笑いしつつ、「状況も変わってきたので、そろそろ動き出そうかなと。コロナ禍でいろいろ止まってる部分もあったから、貯めたエネルギーを弓矢のように発射して、出していきたい。発表の機会がないと気持ちも盛り上がらないですから、今回の個展がいいタイミングになれば」と前向きに語った。
松下は1997年に「第7回全日本国民的美少女コンテスト」マルチメディア賞を受賞。同期には上戸彩(31)、橋本マナミ(32)らがいる。13年ごろからチョークアートにも挑戦。20年10月には絵画のオークション「第40回SBIアートオークションダッシュモダン&コンテンポラリーアートセール」に出品された作品が400万円という高額で落札された。