アルゼンチンの伝説的サッカー選手、故ディエゴ・マラドーナが「神の手」ゴールを決めたときに着ていたユニホームがオークションにかけられることになった。
この青のアウェーのホームは現在、元イングランド代表のスティーブ・ホッジ氏が所有しており、400万ポンド(約6億5000万円)以上で落札される見込みだ。
マラドーナは、1986年ワールドカップの準々決勝、対イングランド戦でボールをパンチ(手)でネットに突き刺し、その後「世紀の5人抜きゴール」も記録、アルゼンチンがサッカー界の最高賞を手にするに至っていた。
2020年に60歳で他界したマラドーナと試合後にユニフォームを交換し、それ以来所有してきたホッジ氏は、この20年間マンチェスターの国立サッカー博物館にこのユニフォームを貸し出していたが、今回サザビーズが開催するオークションでファンが購入できるチャンスが訪れたというわけだ。入札は4月20日から5月4日まで行われる。
ホッジ氏はこう話す。
「あの有名な試合の後、マラドーナとユニフォームを交換して以来、私は35年以上の所有者であることを誇りに思っています」
「史上最も偉大で華麗なサッカー選手の一人と対戦できたことは、完全な特権でした」
「神の手のユニフォームは、サッカー界、アルゼンチンやイングランドの人々にとって文化的に深い意味があり、新しい所有者は、世界で最も有名なサッカーのユニフォームを所有することに大きな誇りを持つに違いないと確信しています」と熱弁した。