超大物ミュージシャン 役作りは「性生活から」と名優からアドバイス

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ミック・ジャガー
ミック・ジャガー

 ミック・ジャガーが、ジャック・ニコルソンから、役作りの際には登場人物の「性生活」から始めるようにと、アドバイスを受けたことがあるそうだ。

 長年にわたって数多くの映画に出演してきたザ・ローリング・ストーンズのフロントマンのミックはかつて、映画大スターのジャックに演技のアドバイスを求めたところ、女性好きで有名なジャックらしい面白いヒントを与えられたという。

 2019年にアメリカで公開されたスリラー映画『ザ・バーント・オレンジ・ヘレシー』で大富豪の絵画コレクターを演じたミックは、「ずっとやっていなかったからね。僕は、『ああ、演技かあ。考えよう。どうすればいいんだっけ?』という感じだった」と振り返った。

 また、「一度、ジャック・ニコルソンに尋ねたんだ。『役作りする時、どこから始める?』ってね。そしたら彼は、『性生活』と答えたんだよ」と続けた。

 登場人物のバックストーリーを作ることは役に立つ事と認めるミックは、ガーディアン紙にこう語った。

 「脚本と必ずしも一致しないかもしれないが、あるに越したことはない。そうでなければ、ただセリフを言うだけになってしまう。ただ台詞を言うだけではダメなんだ。で、その人がどんな人なのか知っていたほうがいい」

 「その人が結婚しているかどうか、どんな学校生活を送ってきたかなどをメモしておいたんだ。ペテン師だったのか?ラグビーは好きか?普通の事。妙だけど、仕事をするならちゃんとやった方がいいよね」

 そんなミックは、歌手を映画に出演させることが「宣伝スタント」とみなされていた1970年代に比べ、現在はミュージシャンにとって演技の仕事を得ることが容易になったと考えている。

 「当時は、あまりオファーがなかった。今は、音楽関係者が映画の役を得るのはすごく簡単になった。昔は音楽の人間に対して偏見があったんだ。ミュージシャンは一つのことしかできないと。それで、オファーされるのは宣伝スタントだけだったよ」と話す。

 一方、バンドのフロントマンを務めることができても、それで良い役者になれるわけでないと主張。

 「似たようなことはあるし、交差してるところもある。別人に投影することは必要だけど、全く異なる領域だ」

 「演技をしたのはわずかだけど、いつも楽しんでた。5万人の観客を楽しませるステージに立つからといって、必ずしもいい役者になれるとは限らないのさ」と語った。

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