アカデミー賞でビンタをくらったクリス・ロック 沈黙を破り事件後初コメント W・スミスからの連絡は否定

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 クリス・ロック(左)
 クリス・ロック(左)

 米コメディアンのクリス・ロック(57)は、アカデミー賞授賞式で俳優ウィル・スミスから平手打ちを食らったことに関し、「未だ心の整理がついていない」状態だという。3月27日に開催された同式典で、ウィルの妻ジェイダ・ピンケット・スミスのヘアスタイルをからかったことでウィルにビンタされたクリスが、まだ事実を受け止めておらず発言する段階にないことを明らかにしたかたちだ。

 クリスは、スタンダップコメディのボストン公演のステージで、スタンディングオベーションする観客を前に、感激した様子で「ジョークを話さなきゃいけないから座って。涙で目がかすんじゃったよ」と語った。またクリスは、週末はどうだったかと観客に尋ねた後、「僕はショー全部を週末の前に書いたからね。だからあのことについて知りたくて来たなら未だ僕は心の整理がついていないよ」「あのことについては話をするつもりだ。真剣にね。そして面白く。でも今夜じゃない」と心境を明かした。

 また同日2回目の公演では、事件後ウィルから連絡があったと報じられていることに関し、「君達が何を聞いたか知らないけど、僕は誰とも話していない」と否定した。

 さらにクリスは、この1週間で最もがっかりしたことは娘が南カリフォルニア大学に入学できなかったことだと続けた。

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