歌手のドリー・パートン(76)が、今年のロックの殿堂入り候補に入ったままだという。「丁重に辞退する」と発言していたが、主催者によると殿堂入りの候補者の1人として残っているそうだ。
ドリーは「自分にその資格があるとは感じないの。私のせいで票が割れるようなことはあってほしくない。だから丁重に辞退するわ」と話していた。
しかし、殿堂側はドリーの要望を拒む一方、その「謙虚さ」を称賛し、受賞の対象が「どれか一つのジャンルによって定義されているものではない」と説明。ツイッターには、「アーティストとしての素晴らしい才能に加えて、ドリーの謙虚さも、彼女が世界中の何百万人ものファンから愛されているレジェンドであるもう一つの理由です」「ロックンロールは当初から、リズムブルースやカントリーミュージックに深いルーツを持っています。どのジャンルによっても定義されず、若者文化を動かすサウンドなのです」「ロックの殿堂入りを検討されている(ドリーの)ノミネートは、検討されている他のすべてのアーティストと同じプロセスをたどりました」と投稿されている。
5月に受賞者を発表する予定の殿堂は、60年代から音楽ビジネスに携わってきたドリーを 「誇りに思っている」として、「私たちはドリーの素晴らしい才能とパイオニア精神に畏敬の念を抱いており、彼女をロックの殿堂入りへ向けてノミネートしたことを誇りに思います」と続けている。