難病の49歳女優、元恋人から暴力 首を絞められ失神「使い物にならない」などと罵倒

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杖を手にするセルマ・ブレア
杖を手にするセルマ・ブレア

 女優セルマ・ブレア(49)が、元恋人に対する接近禁止令を手に入れた。セルマは2月25日、7年間交際した元恋人ロナルド・カールソンに暴力を振るわれたとして保護令を申請していた。

 ピープルが入手した法廷書類によると、22日にテレビを返しにセルマの自宅を訪れたロナルドは、当時多発性硬化症の治療を終えた直後で体調が優れなかったセルマと、お互いの鍵を返し合った後、憤慨して「使いものにならない」「俺はこんなことに値しない。お前よりずっと良い相手が似合いだ」とセルマを罵倒、ソファーにうつ伏せに横たわるセルマの上に飛び乗り、首を絞めながら頭と肩を強く揺さぶったという。

 セルマは自らを守るため、ロナルドの目と口に指を当てながら、上の階にいたハウスキーパーに大声で助けを求めたものの、口を抑えられ顔をソファに押し付けられたという。その後、一時的に気を失った後、意識を取り戻したものの、今度は頭を床に押し付けられ、鼻血が出てきたという。セルマはロナルドが家を去った後、ロサンゼルス警察に通報。救急車で病院に搬送され、ロナルドは人身傷害を伴う家庭内暴力の容疑で逮捕された。

 警察は、ロナルドに対し5日間の保護令を出す一方で、セルマにそれが期限切れとなる前に接近禁止令を申請するよう促し、同月25日にロサンゼルスの上位裁判所で許可された。

 同警察が撮影した写真には、セルマの顎と首などにあざが残っている様子がうかがえる。セルマは2018年に中枢神経系の疾患である多発性硬化症と診断された。3年間にわたる治療を受け、今は「寛解」していると発表。だが多くの場合、症状が出る「再発」と、症状が治まる「寛解」を繰り返し、日本では難病指定されている。

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