人気映画監督 決死のウクライナ脱出!ロシアの軍事侵攻撮影で滞在

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ショーン・ペン
ショーン・ペン

 ショーン・ペン(61)がウクライナを脱出するため、徒歩でポーランド国境にたどり着いた。ロシアのウクライナ軍事侵攻を撮影するため、ウクライナに滞在していた俳優兼監督のショーンは、ポーランドへ逃れようとする車の長蛇の列が出来ていたことから、車を捨て歩くことにしたという。

 先日ショーンは、スーツケースを引いて道を歩いている写真をツイッターに投稿。「自分と2人の同僚は、車を道端に捨てた後、ポーランド国境まで何マイルも歩いた。この写真に写っているほぼ全ての車には女性や子供達だけが乗っている。ほとんどは荷物も載せておらず、所持品の中で価値あるものは車だけだ」とつづっている。

 今回のドキュメンタリーの準備のため2021年11月にもウクライナを訪れていたショーンは、ロシアによる同国侵攻が開始した2月24日にキエフで行われた政府の記者会見の写真に写っているほか、大統領府を訪れイリーナ・ヴェレシュチュク副首相とも話をしたという。

 ウクライナ大使館を通じてニューズウィークに送られた政府からのメッセージには「(ペン)監督はウクライナの現状を全て記録し、ロシアによる我が国への侵攻の真実を世界に伝えるべく、キエフを訪れています。ショーン・ペンは、今日ウクライナ国内でウクライナを支援している人の1人です。我が国はそんな勇気と誠実さを見せてくださっている彼に感謝しています。ショーン・ペンは多くの人、特に西洋の政治家に欠けている勇敢さを見せてくれています。このような自由への戦いを支持してくださる真のウクライナの友人がいればいるほど、ロシアによる許し難い侵攻をより早く止めることができます」と書かれていた。

 一方でショーンも自ら声明を発表。「すでに、人々の命を奪い、心を傷つけた過ちとなっている。そしてプーチン氏が屈しなければ、彼は全人類へ向けた最も酷い過ちを犯すことになると信じている」と、プーチン露大統領を非難した。

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