メル・C(48)は、スパイス・ガールズ加入のチャンスを危うく失いかけていたことを明かした。同グループでスポーティ・スパイスとして人気を博したメルは、扁桃炎を患い、2回目のオーディションに参加できず傷心の日々を過ごしたという。
ポッドキャスト番組『チェンジズwithアニー・マックマヌス』に登場したメルはアイルランド人DJアニーに打ち明けた。
「パフォーミングアーツのカレッジでの3年間勉強して、ウエストエンドとか色々なショーのオーディションを受ける日々だった。でも結果が出ず、苛立ちを感じ始めていたの。私は(ロンドンのダンススタジオ)ダンスワークスという場所にいて、ある人からフライヤーを貰ってそこには『歌えて踊れて社交的な18歳から24歳までの人』を募集していた。ガールバンドのオーディションだって。だから私は友達に向かって『これよ。私がやるのはこれ』って話してね」
「その時私は病気で、2回目の召集に行けなかった。だからママに頼んで、連絡を取ってもらって、『うちのメラニーが皆さんにもう1度会う機会を熱望しています』って言ってもらった。扁桃炎があって喋ることさえできなくて、歌うなんて無理だった。向こうからは『ノー。申し訳ない。もう女の子たちは決定しました。あきらめてください』って」
しかし運命はメラニーに味方し、決まっていたメンバーの1人が辞退し、2回目のチャンスが巡ってきたという。「パフォーマーの人たちは落胆には慣れている。それから数週間後に電話を貰って、『女の子が1人無理になりましたので、メラニーに来て歌ってもらうことは可能ですか?』って」
そしてベイビー・スパイスことエマ・バントンが最後に加入、同グループは伝説となる。「エマがバンドに加入した時はまさに夢が叶った瞬間だった。スイッチが入ったようなね。そこにはエネルギーがあって、それについて思い出したり話したりすると私はかなり感情的になってしまう。鳥肌が立つの。今でも全員で部屋にいたら、スパークが起こる。自然に起こるのよ」「『幻のスパイス・ガール』だの『以前スパイス・ガールズにいた女の子』なんて言う人がいるけど、ノーね。あれはスパイス・ガールズじゃなく別物だった。エマがやって来て初めてスパイス・ガールズはスタートしたの」