eスポーツチーム・CYCLOPS athlete gamingが17日、同社に所属するプロゲーマー「たぬかな」選手との契約を解除したことを、公式サイトで発表した。
たぬかな選手は15日、ライブ配信中に、自宅でUber Eatsを利用した際に男性配達員から連絡先を聞かれ恐怖心を抱いたというエピソードを紹介。その中で、男性の身長について「170ないと、正直、人権ないんで。170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら、生きていって下さい」「170あったら、人権がちゃんと生まれてくるんで」「ほんまちっちゃい男に人権あるわけないだろお前、調子のんな」などと、人権を否定する発言を繰り返した。
同社はこの日、公式サイトで「この度は、『CYCLOPS athlete gaming』に所属する『たぬかな』選手の不適切な発言により、ご不快な思いをされた皆様のお心を傷つけたこと、また、応援してくださるファンの皆様、スポンサー各社の皆様、および関係各所の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪。同日付でたぬかな選手との契約を解除したことを明らかにした。
さらに「2022年2月15日の『たぬかな』選手の配信中における不適切な発言と姿勢は、当社として決して容認できるものではなく、選手契約解除という判断に至りました」と経緯を説明。「当社は、いかなる差別的・侮辱的な行為や言動・SNS等での発言も許されるものではないと認識しており、すべての人にとっての多様性を大切にしております。今後、所属選手の教育、指導等管理体制を強化し、再発防止を徹底して参ります」と締めくくった。