7年間成婚率100%「モテ期プロデューサー」が恋愛相談 「年収低い女性は嫌」という49歳男性は結婚できるか

大原 絵理香 大原 絵理香

恋愛や結婚に多様性が見られるようになった今日においても、恋愛や結婚を考えている人にとっては意識してしまう季節がやってきました。

今回は、仕事に趣味に充実しているものの、結婚に関してうまくいかない大手企業に勤める49歳男性・野田さん(仮称)を連れ、「モテ期プロデューサー」としてYouTube Liveで様々な恋愛相談に乗り、7年間成婚率100%を叩き出しているという荒野広治さんを尋ねました。

なお、恋愛や結婚において多様性はあるべきで、いろいろなかたちが許容されるべきことは前提におきつつ、ひとつのケースとして読んでいただけると幸いです。

野田:よろしくお願いします。まずお聞きしたいのが「モテ期プロデューサー」についてです。

荒野広治(以下、荒野):この肩書きがチャラいという自覚はありますが、モテ期をいつでも起こせるようになれば、自分にあったレベルの人からモテ、さらにその先に発展できると思っています。なので、分かりやすい記号として「モテ期プロデューサー」を名乗っています。

野田:モテの定義とは?

荒野:合コンや婚活パーティーなどによってモテの定義は変えますし、その人のもつスペックが高いほどモテるはずですが、僕は「いつでも恋愛関係になれる人が3人以上いること」をモテと定義しています。

野田:では、モテるためにできることは?

荒野:まず、自分の恋愛における市場価値を正確に理解すること。同性同士であれば、自分の立ち位置って分かるじゃないですか。でも、これが恋愛市場になると分からなくなる人が多いです。

また、大切なのはやっぱり出会いを増やすこと。どんなに素敵な人でも引きこもっていたら誰も見つけられないので。

野田さん:そうですね……。自分は49歳なのですが、婚活市場において年齢というものはどこまで関係があるのでしょうか。

荒野:男性は30歳、女性は24歳から29歳が一番モテます。マッチングアプリや結婚相談所はデータマッチングといって検索からはじまるので、検索に引っかかるかどうかが重要です。

野田:なるほど。年齢的なハードルも分かっているのでボチボチ婚活はやっているんですが、あまり上手くいっていないです。何がいいのか、何がしたいのかもよく分からなくなってて。

荒野:結婚をゴールにしない方がいいと思います。年齢だけでいうと急いだ方がいいとは思うんですが、野田さんって全くモテないタイプではないと思うんですよね。

僕は、過去に婚活コンサルということもやってきて、本当にモテない人を100%の確率で結婚に導いているんです。その際外見はもちろんのこと、癖なんかも指摘していくんです。食べ方が汚い人であればはっきり言いますし、しゃべるときの身体を揺らす癖を指摘したこともあります。いい気はしないとは思いますが……。

野田:うーん。全然モテませんが……。

荒野:野田さんは、どんな女性と結婚したいんでしょうか?

野田:僕、年収低い女性は嫌なんですよ。

荒野:多くの女性を敵に回したかもしれませんが……(笑)。でも、ハイクラスな男性って女性にも年収を求めることが多いんですが、その理由は自立しているかだったり、地頭の良さだったりを見ていると思うんです。

野田:確かに年収という数字自体にそこまでこだわりはないし、フラットに話せて、お互い自立したうえでパートナーでありたいと思っています。

荒野:家を探すときも、理想はたくさんあると思うんですが、ひとつひとつ自分の条件を噛み砕くことで、妥協できない点はどこなのか自分自身を知っていくことが第一歩かもしれないですね。

そのうえで、ぜひ婚活をルーティン化してください。仕事も趣味も楽しいと思っている方だと思うので、毎週末はもう絶対に婚活パーティーに行く、平日の夜も1時間だけ婚活の時間にあてるように決めてしまってください。

野田:わかりました、頑張ります。他にもなにかあればお伺いしたいです。

荒野:あとは、女性よりもしゃべること。よく、聞き上手な方が男性はモテるみたいなことが言われていますが、じゃあ女性が「週末はジムに通っているんです」と言ったときに「そうなんですね!」と言っただけではもっと喋れよ、と絶対に思われます。

単純に同意するのではなく、「最近パーソナルも人気ですよね!どんなところに行かれているんですか?」「僕もジムに通おうとしたんですが結局続かず……どうモチベーションを保っているんですか?」と話を広げてあげるんです。

聞き上手というのは、文字通りの意味ではなく、相手の興味のある話題に寄り添って、相手が話しやすい話題を自ら選択してあげて、それを聞いてあげることが本当の聞き上手だと思います。

野田:確かに、自分の趣味が男寄りすぎるので、ちょっと女性が好きそうな話とかになると、うまく喋れなくなっちゃうことはあるかもしれないです。

荒野:でも、興味のない話であっても実は聞いてみたら面白い話や自分の興味を広げてくれる話のことも多いじゃないですか。例えば相手が「ガーデニングが趣味」と言っていたら「自分の家のベランダはすごく狭いけどなにか育てられるものってありますか?」と小さな共通点を作ってあげるようなイメージです。

野田:がんばります…!

荒野:でも、本当に全然心配されているような方ではないので、重い腰をあげるだけで9割はゴールに近づいていると思います。

野田:50歳になるまでに良い報告ができるように、がんばりたいと思います。ありがとうございました。

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