宮内庁は16日、秋篠宮家の長男、悠仁さま(15)が国立筑波大付属高に合格し、4月に入学すると明らかにした。戦後の皇族で学習院以外の高校に進学するのは初めて。
現在は、お茶の水女子大付属中に通っているが「学業に秀で成績も最優秀グループに入っている」ことから、両校の間の「提携校進学制度」を利用。今月13日に学力検査を受けた上で16日に合格が確定したとしている。お茶の水女子大付属高は女子校のため、外部の高校受験が必要だった。
男女共学で「自主・自律・自由」を教育方針とする筑付高。偏差値は70超で、全国有数の進学校として知られ、昨年の東大合格者は29人。前身は東京高等師範付属中、東京教育大付属高で、旧体制の出身者には文豪・永井荷風、SF作家の星新一、映画監督の今村昌平氏、鳩山一郎元首相らがおり、政・官・学・財界や文化・芸能など、現在に至るまで各方面に多くの人材を輩出している。
お茶女中と筑付高は同じ東京都文京区大塚の1丁目と2丁目と隣接している。
悠仁さまの進学を巡り、秋篠宮さまは2021年11月の誕生日記者会見で「本人とも相談しつつ進めている」と述べられた上で「1年前と比べると机に向かっている時間が格段に長くなっている」と話していた。
悠仁さまは、お茶の水女子大付属幼稚園から13年4月、お茶の水女子大付属小に入学。戦後の皇室で学習院初等科以外の小学校は初めてだった。お茶の水女子大付属中には内部進学し、学習院でない中学も初だった。