ミュージシャンのスヌープ・ドッグ(50)が性的暴行で匿名女性から訴えられた。その女性は9日、ロサンゼルスにて告訴。2013年にスヌープらからオーラルセックスを強要されたとしている。
TMZが入手した裁判書類によると、同年5月29日、その女性はロサンゼルスで開催されたスヌープのライブに参加、ヒップホップタレントになる前に売春を斡旋していたアーク・ビショップ・ドン・マジック・ファンことドナルド・キャンベル(71)から「家に送る」と誘われた後、車の中で眠ってしまい、目が覚めると自宅ではなくビショップの家に到着していたという。
同書には「疲労困憊していた原告は、(ビショップの)家で眠りに落ちました」と記載されており、午前4時に目が覚めた女性の目の前には、ビショップがいたそうで、無理やりオーラルセックスをさせられたという。
その後ドレスを着せられ、スヌープのスタジオにビショップと共に到着、腹痛を訴えた女性はトイレに駆け込むと今度はスヌープが入って来て股間を顔に押し付けられ再び性的行為を強要させられたそうだ。更に行為後、スヌープとの写真を撮影するよう告げられた女性は、恐怖のあまり全ての指示に従わざるを得なかったという。
ちなみにモデル兼ダンサーのその女性はスヌープのあるプロジェクトに参加予定だったものの、行為が「積極的でなく熱心さ」に欠けていたことから、不採用にされたと主張。自分の性別、ジェンダーを理由に差別とハラスメントを受けたと訴えている。
一方のスヌープは、今回の訴えを否定し、インスタグラムを通してその女性が「金目当て」であることを示唆した。ちなみにある関係者がTMZに明かしたところによると、その女性は損害賠償として1000万ドル(約12億円)近くを求めていたものの、その要求は拒否されたという。また当時スヌープを訴えなかった理由として、彼に関係したいくつかの会社と仕事をしていたことから、職を失うことを心配したためと説明している。