ヒップホップ界のレジェンド、ドクター・ドレー(56)が、元妻を訴えている。21年間の結婚生活後、昨年破局したニコール・ヤングに、自身のレコーディングスタジオ会社、レコードワンから35万ドル(約3800万円)以上を横領されたという。
RadarOnline.comによると、離婚前ドレーとニコールは共に、同会社の資産を管理する権利を有し、小切手の発行や資金移動ができたそうだ。
今回ドレーは、会社の資産35万3571.85ドルをニコールが「横領もしくは盗み」、信託から外される前に個人的な用途に使ったと主張、刑法496条、「盗難もしくは恐喝により獲得された資産をその入手方法を知りつつ購入や受領した場合、もしくは所有者の資産の隠蔽、売却、差し控えもしくはその手助けをした者は、群刑務所での1年以下の懲役に科される」に値すると訴えている。
一方でニコールに近しい関係者らによると、それらの金は既に返金済みであり、当時は結婚していたことから、その資産を使う権利が自身にはあったとニコールは話しているそうだ。
離婚後、財産に関する争いを続けている2人だが、7月ドレーはニコールに配偶者へのサポートとして毎月29万3306ドル(約3200万円)の支払いを命じられていた。
ちなみに、ニコールの健康保険の支払いも含まれたその判決は最終判決前の一時的なものとなっている。
6月に正式に離婚したものの、現在も婚前契約の有効性を巡って争い続けている2人。ドレーが婚前契約は有効と主張する中、元弁護士のニコールは結婚後、自分にそれをサインさせたことを悔やんだドレーが自らその契約を破棄したとしている。しかしドレーはニコールに契約へのサインを強制させたことや、その契約の破棄を否定、その契約書には変更は全て書面で行うこととの記載があると反論していた。