世界的映画監督が指摘 スーパーヒーロー映画は性描写に欠けている「お高くとまっているわけでない」

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写真はイメージです(maxutov/stock.adobe.com)
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 スティーヴン・ソダーバーグ監督(59)は、スーパーヒーロー映画には性描写が欠けていると指摘する。『エリン・ブロコビッチ』や『マジック・マイク』で知られるソダーバーグ監督は、性的な部分なしにキャラクターをどう描いてよいか分からないことからスーパーヒーローものを手掛けることはないと考えているという。

 「僕にとって世界を理解し、ストーリーを執筆したり、それを監督したりするのに、セックスがないのは(難しい)。時間を曲げ、重力に反し、指からビームを出すっていうこと以外にね」

 「セックスがない世界における人々の行動をどのように伝えていいのかわからないんです。ファンタジーの壮大な世界では、通常性描写は多く登場しません。あと、誰がこれらの人々に給料を払っているのか、誰が雇い主なのか、どうしてこのような仕事をしているのかってことがね」とザ・デイリー・ビーストに語る。

 また、真実味のあるキャラクターを描きたいそうで、「私はお高くとまっているわけでないんです。いかなる意味でもそれが低いレベルのものであると感じてはいません。ストーリーテラーとして、どの世界にいるかということなんです」「私は、ニュートン物理学が存在しない世界に自らを放つには、地球人すぎるんですよ。そういう想像力が欠けているんでしょうね。ですから私が唯一手掛けた純粋なSF作(2002年の『ソラリス』)は、事実上宇宙船内を舞台にしたキャラクターを描いたドラマでしたから」と続けた。

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