懐かしすぎる!「王様のアイディア」が通販サイトで劇的復活、実店舗の出店も計画 アイデア商品を厳選

杉田 康人 杉田 康人
あの「王様のアイディア」が復活する
あの「王様のアイディア」が復活する

 1965年(昭和40)に東京・八重洲地下街で創業し、最盛期には全国に50店舗以上を展開しながら2007年に閉店したアイデア商品のセレクトショップ「王様のアイディア」が、通販サイトで復活することが8日、運営会社から発表された。

 運営する東京都のメーカー・パートナーズによると、2022年2月22日に通販サイトをオープン。過去、店舗で人気だった「ドリンキング・バード」「ニュートンのゆりかご」などのなつかしアイテムや、スタッフが厳選した商品を販売する。

 「明和電機」や「株式会社人間」など、日本を代表するアイデア系クリエイターが手がけるグッズの通販や、オリジナル商品の共同開発も予定。担当者は「コロナ禍ですぐにはやりづらいが、2年くらいをメドに実店舗を出店したい」と、アラフィフ世代には懐かしすぎる実店舗の出店も計画中だ。

 「王様のアイディア」は、東京・大阪など大都市のデパート、地下街などに出店。ショーウインドーにずらっとアイデア商品が並べる店舗スタイルで、店先には常時人だかりができていた。2007年に店舗営業は終了。新しい運営会社・パートナーズの調査によると、50~60代に高い認知度がある。

 同社がものづくりクリエイターとの対話を重ねるうち、王様のアイディア復活構想が浮上。社長が世代だったこともあり思い入れも強く、前の運営会社から権利を取得したという。担当者は「日本のものづくりの応援。ものづくり業界やクリエイターの素晴らしさを世の中に広め、形にして発信したい。オリジナルの商品も世の中に出していきたい」と意気込む。

 昭和の時代、ショーウインドーに飾ってあった往年の人気商品も販売する。「ショーウインドーを見るだけで、買ってはもらえなかったという人が多いですね。〝水飲み鳥〟なども販売します。ただ、地球ゴマは当時の製造元が見つからないそうですが」(担当者)。親にねだっても、買ってもらえなかった垂ぜんのアイテム。大人になった今なら買えるかも…。

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