携帯電話が男性の不妊症の一因となる可能性があるという。韓国の新研究によると携帯電話の使用で男性の精子の数や質が低下する結果となったそうだ。
400人以上の精子サンプルを使った研究18件の分析によると、電磁波が精子にダメージを与えていることが判明したそうで、同研究を指導した釜山国立大学のキム・ユン・ハク博士はこう話す。「男性は精子の質を保持するため携帯電話を使う時間を減らす努力をするべきです。現在のデジタル環境における携帯電話の新モデルから発せられる電磁波の影響を調べる更なる研究が必要となるでしょう」
一方、英シェフィールド大学の精子専門家アラン・ペイシーさんはその結論に疑問を呈している。「現代の生活が精子にとっていいものとは言えませんが、携帯電話がその原因であるかには疑問が残ります。この研究は10年間も続いているその議論を明確化するには足りません」「未解決の問題ですが、心配している男性がいるとしたら、バッグの中に携帯をしまい続ければいいでしょう」