英王室のアンドルー王子（６１）が、イギリス王室の役職に復帰する可能性があるという。アメリカでの性的暴行に関する民事訴訟を受けて今月、王室の称号や軍の名誉職、慈善団体の後援者の役職を返上していた王子、しかし訴訟に勝訴した場合元の状態に戻ることもあり得るそうだ。
ある関係者がザ・タイムズ紙にこう話す。「女王が存命で王子の潔白が証明された場合、彼が王室での役職を禁止される理由は全くないと言えます」
そしてチャールズ皇太子が王位を継承した場合は異なるのかと質問されると、「意思決定者が変わりますし、彼（チャールズ皇太子）への影響者も異なりますから、予測がしにくくなります」「彼（アンドルー王子）の兄はとても合理的ですし、ロイヤル・ファミリーと国にとって適切な決定をすると私は確信しています」と同関係者は答えていた。
そんな王子の役職返上について、英王室はこう声明を発表していた。「女王の承認と同意により、ヨーク公の軍及び慈善団体の貢献者としての役職が女王に返上されました。ヨーク公は引き続き公務を行わず、今回の訴訟も民間人として弁護を行っていく予定です」
ヴァージニア・ジュフリー氏（３８）が１７歳当時、王子から性的暴行を受けたとして昨年８月９日に起こした訴訟は、ニューヨーク州法では児童虐待の生存者に対して、時効に関係なく加害者を訴える事が許可されている。王子はジュフリー氏の訴えを一貫して否定している。
