ミュージシャンのピート・ドハーティがフレデリック・ローと執筆した新曲『ユー・キャント・キープ・イット・フロム・ミー・フォーエヴァー』を発表した。ザ・リバティーンズやベイビー・シャンブルズでの活動でも知られるピートは、新作アルバム『ザ・ファンタジー・ライフ・オブ・ポエトリー&クライム』に収録されるその新曲を、ドラッグから足を洗う過程で作曲したという。
ライフスタイルを一新し、2019年からヘロインには一切手を出していないというピートは、その歌詞の内容についてNMEにこう説明する。
「俺は2019年の12月からしらふなんだけど、この曲を書いている時はドラッグになんとか手を出さないよう苦戦している時で、またやってしまうのも時間の問題なんじゃないかという気がしてた」
「そうはならないで済んだけど、しらふでいるっていう新しい生き方をうまく受け入れていなかったし、そんなの一時的だとも感じていた」
「そういう想いってなんにでも通じるところがあると思うんだけど、俺としては詳細に表現したかった。時間が過ぎ、なんとか細い道ながらもまっすぐに進めているってこと」
「それが正直な答えだから。すごく必要になったら、また道を踏み外してしまったんだろうけど。だからこれはごますりの自分へのごまかしみたいなものかな。ナレーターとしての視点からね」
現在は妻とフランスで暮らしているピートは、今後発表予定のイギリスを含むヨーロッパ公演でこの曲をライブで演奏することを楽しみにしているそうだ。「昔ながらのキャッチーなギターで、初期のモリッシーとかスェードをちょっと彷彿させられる」「これは歌ってて飽きない歌だ。ライブで歌うのはすごく楽しいと思う。元気になれる何かがあるんだ」
『ザ・ファンタジー・ライフ・オブ・ポエトリー&クライム』は3月18日にリリース予定だ。