フィッシャーズ、医療従事者への〝苦情動画〟を謝罪「焦りで判断力が欠如」 救急搬送時も動画撮影

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
フィッシャーズのリーダー・シルクロード
フィッシャーズのリーダー・シルクロード

 大人気ユーチューバーグループ「Fischer's(フィッシャーズ)」が21日深夜、公式YouTubeチャンネルに公開した動画の概要欄で、今月5日および17日にアップした動画(現在は非公開)について謝罪した。

 フィッシャーズは5日に「シルクロード、呼吸できなくなって救急車に乗ることに。」と題した動画を公開。グループのリーダー・シルクロードが2日に39℃前後の発熱、のどの痛みなどを発症し、呼吸困難にも陥ったため、救急車を呼んで緊急搬送され、医師から「過労による重度の急性扁桃炎」と診断されたことを明かした。

 そして17日には「傷つくわ。」と題した動画を公開。救急車を呼んだ理由を「扁桃炎のもっと悪化したやつの可能性があって、自分ではわからなかった」と説明。その上で、医師から「死ぬか生きるか以外で、救急車を簡単に呼ばないでください」と言われたことを明かした。

 シルクロードは動画で、コロナ禍における医療関係者の苦悩へ理解は示しつつ、当該医師の文言や言い方への不満も吐露。さらに、5日に公開した動画では、症状が悪化していく様子をシルクロード自身が撮影した映像や、深夜に救急搬送される様子をグループのメンバーが撮影した映像も公開されており、一部の視聴者からはフィッシャーズの行動に対する非難が寄せられていた。

 こうした流れを受け、フィッシャーズは21日深夜に公開した動画の概要欄で「1月5日、1月17日に公開をさせていただきました動画に関しまして、各所にご不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。「徐々に呼吸が出来なくなったことで、焦りもあったため判断力が欠如しており、適切な判断が出来ていなかったと今は考えております」と経緯を説明した。

 続けて「その上で、救急搬送時に配慮に欠けた撮影を行ってしまっていたことに関しましても深く反省しております。また、動画内では対応をしてくださった医療従事者の方々に対し、批判とも捉えられてしまうような発言もあり、多くの方にご不快な思いをさせてしまったかと思います。当たり前のことではございますが、もちろん病院で処置をしてくださった方々に対しては、大変なご状況の中で助けていただいたことに、大変感謝しております。それにも関わらず、あのような配慮に欠けた動画を公開してしまったことに関して、深くお詫び申し上げます」と再び謝罪した。

 最後に「公開を続けることで不快な思いをされる方々も多くいらっしゃるかと思いますので、該当動画に関しましては、非公開とさせていただきました」とし、今後はこれまで以上に、各所に配慮した撮影や発言を行っていくようにいたします。改めてこの度は、誠に申し訳ございませんでした」と締めくくった。

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