神戸の老舗帽子店が「震災復興ハット」作製 元虎戦士に特別贈呈

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
「震災復興ハット」を送られた元阪神の(左から)中西清起氏、池田親興氏、仲田幸司氏
「震災復興ハット」を送られた元阪神の(左から)中西清起氏、池田親興氏、仲田幸司氏

 ファッションの街・神戸で創業82年を誇る老舗の帽子店「マキシン」が、阪神淡路大震災からの復興を願う「神戸震災復興ハット」を特別に製作17日に神戸市長田区で行われた復興祈念フリーイベント「ONE HEART」にゲスト出演した、プロ野球・阪神タイガースOBの池田親興氏、中西清起氏、仲田幸司氏に贈呈された。

 「マキシン」は1995年に発生した阪神淡路大震災で大打撃を受けた。神戸市中心部の繁華街にあった本社ビルは、窓ガラスが割れ飛び散り、ショップ前のテントが破れ壁にひびが入るなど半壊状態となったが、社員全員で乗り越えた。

 同社がメンズハットの企画製作を開始してから、今年で節目の10年を迎えた。震災復興に加え、〝ミナト神戸〟からおしゃれ文化を守りたいという願いを込めて、特別なハットを製作。担当した職人の久保太平氏は「現役時代は闘志溢れる凛々しいキャップ姿が印象的な御三方ですが、歳を重ねられてより深みのある大人の男性としての魅力を少しでも高めて欲しいという思いで製作いたしました」とコンセプトを説明。贈呈した営業本部長の柳憲司氏は「現役時代の球団キャップから、紳士のおしゃれハットをトレードマークとして、第2の人生でおしゃれも楽しんでいただきたいと思います」と思いを語った。

 受け取った仲田氏は「1つ1つ、個性のあるハットを3人のために作っていただき、とても感謝しています」とコメント。「かぶり方も、かぶった後の帽子の置き方もこだわり、復興への力強さを感じながら大切に使いたいです」と、さっそくお気に入りとなった様子だった。

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