俳優・佐藤二朗が16日、TBS系「日曜日の初耳学」に出演し、女優・広瀬アリスを泣かせた過去があることを明かした。番組MCを務める予備校講師でタレントの林修のインタビューで告白した。
佐藤は2019年に三谷幸喜氏が演出する舞台「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」で広瀬と共演。この時に酔った勢いで説教し、ガチ泣きさせてしまったという。
舞台の稽古中、佐藤のコミカルな演技に広瀬が笑ってしまい、せりふが言えなくなってしまうことがあった。佐藤は演技について「泣いちゃいけない人が泣くからグッと来る。笑っちゃいけないのに笑ってるのが面白い」と考えており「笑おうとして笑ってはいけないんですよね」と持論を展開した。
簡単に笑ってしまう広瀬に対して「長く続く1カ月の稽古で、ずっとそうだと困ったなと思ってた」と当時の心境を振り返った。思いがつのって「それをアリスに酔っぱらってかなり強い口調で」言ってしまったという。後に三谷氏から「佐藤さん、アリスさんに『おれらの仕事をなめるな』って言ったらしいじゃないですか」と聞かされ青ざめてしまった。
広瀬に謝罪メールを送ったが返ってきたのは「すごくビジネスライクな応え」。翌日、稽古場に一番乗りして、広瀬が入って来た瞬間に「スライディング土下座」で「ごめーーん」と直接謝罪したという。
佐藤は17日に自身のツイッターで後日談も報告。「ちなみにその後、アリスとは大の仲良しになり、サシで飲んだり、『浦安鉄筋家族』に出て頂いたり」と和解したことを伝えた。広瀬は「むしろあのことがあって良かった」と逆に感謝しており、佐藤は「そんなアリスの男気や器の大きさに称賛を贈るし、凄く思いきりのよい芝居を同業者として心から尊敬する。」と敬意を示した。
広瀬もこのツイートを引用。笑顔で涙を流す顔文字を3つ並べて感激を表現した。