世界各国で個展を開催し〝美人すぎるボールペン画家〟として人気を博す橋本薫さんが、23日から8月1日まで東京・新宿の東急ハンズ新宿店で「作品展示&販売会」を開催。親交が深いミュージシャンで、大腸がんの闘病中である桑野信義への思いを語った。
橋本さんは、昨年3月に新型コロナウイルス感染で死去したタレント・志村けんさんの似顔絵を描いたことで、志村さんと親交が深かった桑野との交流が始まった。昨年10月には大阪市内で行われた桑野のライブに訪問。だがその直後に大腸がんが発覚し、桑野は療養に入った。
橋本さんは「志村さんがお亡くなりになって、同じ年に桑野さんもご病気になられて…。驚きましたし、何とか頑張って頂きたいと思って」と似顔絵を作成し、共通の知人である格闘家・角田信朗を通じてプレゼント。「桑野さんも喜んで下さったみたいです」という。
展示会会場には、桑野からひまわりの花が届けられた。「本当にうれしいです。桑野さんのライブにもお邪魔するお約束ができましたし、私も負けないように頑張りたいと思います」と橋本さん。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、個展も多くが中止になってしまったが、「とにかく前を向いて、自分ができることをやっていきたい」と意気込みを示した。
橋本さんは日本以外でも、アメリカ・シカゴ、フランス・パリ、タイ・バンコク、台湾、ドバイ、マレーシア、シンガポールなどで個展を開催。世界中で活躍する橋本氏の絵を所有する著名人も多く、俳優の市村正親、水谷豊、女優の萬田久子、剛力彩芽、脚本家の三谷幸喜氏、タレントのGACKT、大リーグ・パドレスのダルビッシュ有らがいる。