伝説ミュージシャンの遺灰をタトゥーに使用 遺言で銃弾に入れて友人に配る

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レミー・キルミスター
レミー・キルミスター

 ヘヴィメタルバンド「モーターヘッド」のレミー・キルミスターの遺灰が、同バンドのツアーマネージャーとプロダクション・アシスタントのタトゥーに使われたという。同のフロントマンだったレミーは、2015年12月に癌と診断されて間もなく他界した。生前にレミーが望んでいたのは、自分の遺灰を銃弾に詰めて愛する人たちに送ることだった。

 今回、同バンドのクルーであるエディ・ロッチャとエマ・セーデルブラッドが、その遺灰を入れたタトゥーを入れる様子を映した動画を投稿。粉末状の遺灰がインクの中に注入され、エディーの足にはレミーの肖像、エマにはバンドの象徴であるスペードのエンブレムが彫られる様子が映し出されている。

 ヘヴィメタル専門の米音楽番組である『MTVヘッドバンガーズ・ボール』の元司会者リキ・ラクトマンは、今年始めにレミーの名前が刻まれた金色の銃弾を受け取ったことを公表。自身のツイッターに「レミーは生前、自分の遺灰を銃弾に入れて、最も親しい友人たちに配るよう希望していた。今日、僕はそれを受け取って、本当に泣けてきたよ。ありがとう、モーターヘッド」と投稿した。

 一方で、伝記映画『レミー』の製作が進められており、2010年に同名ドキュメンタリー作の監督を務めたグレッグ・オリバーがメガホンを取るその映画では、モーターヘッド加入前のレミーの人生に焦点を当て、「ロックな外見」の裏に隠されたレミーの「人を惹きつけ、複雑で、勇猛な男」としての側面を探るという。また、ジミ・ヘンドリックスのローディ時代や、ホークウィンドでの活動なども描かれる予定だ。

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