レアな「スーパーマン」のコミック誌がオークションに登場。予想落札価格は200万ポンド(約3億円)となっている。1938年に現在価値1ポンド50ペンス(約230円)で発売された、スーパーマンが車を持ち上げている姿が表紙になっている「アクション・コミックス」第1号は、当時20万部が印刷され現在77部が存在すると考えられている。
ヘリテージ・オークションズのスポークスパーソンは、来月のオークションで売られる同アイテムについて、「これは私達がこれまで扱った中で最高の『アクション・コミックス』で、すでに最も価値のあるものとなっています。この本でジェリー・シーゲルとジョー・シャスターが読者にクラーク・ケントとロイス・レインを紹介し、スーパーヒーローの時代へと誘ったのです」と話す。
映画ではこれまでにクリストファー・リーヴやヘンリー・カヴィルが演じてきたスーパーマンだが、同号で、自身の能力を発見し、それを人類に役立てることを誓い、ロイスをギャングのメンバーから救っている。
2018年には、DCコミックスのポール・レヴィッツ社長が、同号を「アメリカで出版された唯一の最も重要なコミックブック」と表現している。
「アクション・コミックス」第1号は、今年4月にもオークションに登場しており、240万ポンド(約3・7億円)で落札され記録を更新していた。