マッチョ画像1万枚を集めた「マッスルモザイク」93万円で発売「筋肉はアート」

 ”筋肉専門”のフリー素材サイト「マッスルプラス」がこのほど、これまでに撮影した1万枚の画像を集約したモザイクアート「マッスルモザイク」を制作し、NFTアートとして発売した。同サイトを運営する「株式会社スマイルアカデミー」のAKIHITOさん(Twitter: @AkihitoAll)は「筋肉はアート」とマッチョの魅力を語った。

 「マッスルモザイク」には、「マッスルプラス」上で公開されてきた約2200種のマッチョ画像と未公開カット合計1万枚が使用された。AKIHITOさんは自信もモデルとしてフリー素材に出演中。「筋肉は1日で作れるものではなくて数年、十数年をかけて作り上げる」と話し、モザイクアートは「筋肉の集合体」と説明。これまで作った多くの画像素材を「一つの形として残したい」とモザイクアートの制作に至ったという。

 12月下旬までに4作品を制作し、NFTマーケットプラットホーム「Open Sea」で販売している。販売価格は2イーサリアム(仮想通貨の単位)で、日本円に換算すると約93万円(12月27日時点)。AKIHITOさんは「半分は『別に売れなくてもいい』くらいの気持ちでやっている」としながらも「僕たちがこれまでフリー素材を作ってきた労力を考えると、これくらいの値段を付けたいという思いも込めている」と話した。

 2018年から始動した「マッスルプラス」は現在、毎月新しい画像を公開している。1カ月に2~3回の撮影を行い、花畑や山のロケでは約7~8時間をかけて撮影することもあるという。ダンボールに入れられた「捨てマッチョ」シリーズや「異世界転生マッチョ」などユーモラスなテーマのマッチョ写真は、著作権フリーの画像素材として無料で提供されている。

 「マッチョと何を掛け合わせても、どこで撮ってもだいたい面白くなるんですよね」。AKIHITOさんは「宇宙とか深海とか南極でも撮ってみたい」と夢を抱く。さらに、画像の撮影地が注目されやすいため、観光地とタイアップなどをする「筋肉で町おこし」にも意欲を見せていた。

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